Pythonでプログラミングをしていると、**「GUIアプリを作ってみたい!」**と思うことはありませんか?
「でも、難しそう…」と感じる方もいるかもしれませんね。
実は、Pythonには「Tkinter(ティーケーインター)」というライブラリがあり、簡単にGUIアプリを作ることができるんです!
今回は、初心者でもわかりやすいように、基本のウィンドウ作成からボタンの動作までをステップごとに解説します。
1. Tkinterとは?
Tkinterは、Python標準搭載のGUIライブラリです。
つまり、追加でインストールする必要がなく、すぐに使えるのが特徴です!
Tkinterを使うことで、以下のようなGUIアプリが作れます。
✅ ウィンドウの作成
✅ ボタン・ラベル・テキストボックスの配置
✅ ボタンを押したら動作する仕組み(イベント処理)
それでは、さっそく始めてみましょう!
2. Tkinterをインポートしよう
まずは、PythonでTkinterを使えるようにしましょう。
以下のコードを実行するだけでOKです!
import tkinter as tk
💡 tk
と省略して使うのが一般的です。
これを記述することで、Tkinterの機能を使ってウィンドウやボタンを作成できるようになります。
3. 基本のウィンドウを作成しよう
次に、アプリの土台となる「ウィンドウ」を作成します。
import tkinter as tk
# ウィンドウを作成
root = tk.Tk()
# ウィンドウのタイトルを設定
root.title("Tkinter App")
# ウィンドウのサイズを指定
root.geometry("400x300")
# ウィンドウを表示
root.mainloop()
コードの解説
✅ tk.Tk()
→ ウィンドウを作成
✅ title("Tkinter App")
→ ウィンドウのタイトルを設定
✅ geometry("400x300")
→ ウィンドウのサイズ(幅400×高さ300)を指定
✅ mainloop()
→ ウィンドウを表示し続ける(アプリが終了しないようにする)
これを実行すると、タイトル付きのウィンドウが表示されます! 🎉
4. 画面に文字(ラベル)を表示しよう
ウィンドウだけでは少し寂しいので、**ラベル(Label)**を使って画面に文字を表示してみましょう。
import tkinter as tk
root = tk.Tk()
root.title("Tkinter App")
root.geometry("400x300")
# ラベルを作成
label = tk.Label(root, text="Hello, Tkinter!", font=("Arial", 16))
# ラベルを配置
label.pack()
root.mainloop()
コードの解説
✅ Label()
→ テキストを表示するラベルを作成
✅ text="Hello, Tkinter!"
→ 表示する文字を指定
✅ font=("Arial", 16)
→ フォントの種類とサイズを設定
✅ pack()
→ ウィジェット(ラベル)をウィンドウに配置
実行すると、「Hello, Tkinter!」という文字がウィンドウ内に表示されます! ✨
5. ボタンを作ってクリックイベントを追加しよう
次は、ボタン(Button)を作って、クリックするとメッセージが表示されるようにしてみましょう!
import tkinter as tk
def on_button_click():
print("Button clicked!")
root = tk.Tk()
root.title("Tkinter App")
root.geometry("400x300")
# ボタンを作成
button = tk.Button(root, text="Click Me!", command=on_button_click)
# ボタンを配置
button.pack()
root.mainloop()
コードの解説
✅ Button()
→ ボタンを作成
✅ text="Click Me!"
→ ボタンに表示するテキストを設定
✅ command=on_button_click
→ ボタンがクリックされた時に実行する関数を指定
✅ pack()
→ ボタンをウィンドウに配置
このプログラムを実行すると、「Click Me!」ボタンが表示され、クリックするとコンソールに「Button clicked!」と表示されます! 🎉
6. もっといろいろなウィジェットを試してみよう!
ここまでで、ラベルとボタンを使った簡単なアプリが作れるようになりました!
でも、Tkinterにはまだまだ**たくさんのウィジェット(GUIパーツ)**があります。
例えば…
✅ テキストボックス(Entry)
✅ チェックボックス(Checkbutton)
✅ ラジオボタン(Radiobutton)
✅ リストボックス(Listbox)
✅ スクロールバー(Scrollbar)
これらを組み合わせれば、本格的なGUIアプリも作れるようになります!
7. まとめ
PythonのTkinterを使うと、簡単にGUIアプリを作ることができることがわかりましたね! 🎉
💡 今回学んだこと
✅ Tkinterをインポートしてウィンドウを作る方法
✅ ラベルを使って文字を表示する方法
✅ ボタンを作ってクリック時の動作を設定する方法
次は、これらのウィジェットを組み合わせて、オリジナルのアプリ作りに挑戦してみましょう! 💪✨