
「プログラミングを始めてみたいけれど、何を作ってみたらいいんだろう?あまり難しいと挫折しそうだなあ…」
そんな疑問に答えます。
この記事では初心者でも簡単に作成できるプログラム例を5つ紹介します。
Pythonでは高度なAIやWebアプリからちょっとしたスクリプトまで様々なプログラムを作成することができます。
しかし、初心者がいきなり難易度の高いプログラミングに手を出すと挫折してしまいます。
Webスクレイピング

まず最初に挙げるのはWebサイトから情報を取得するWebスクレイピングです。
Webスクレイピングを用いればインターネット上に存在するWebサイトから大量のデータを収集することが可能です。
手動でWebサイトからデータを取得する作業が頻発する場合はプログラム化することで、作業を自動化することができます。
Webスクレイピングは比較的学習にかかる時間が少ないわりにメリットが大きいのでプログラミング初心者にとってはオススメです。
ただし、Webサイトの中にはスクレイピングを禁止している場合もあります。事前によく確認したうえでスクレイピングを行いましょう。
データ可視化

続いてはデータの可視化です。
データ分析した結果を可視化することができます。先ほどのWebスクレイピングで収集したデータと組み合わせて使ってもよいでしょう。
seabornというライブラリを用いるときれいなグラフを簡単に作ることができます。
下記の記事でヒートマップやペアプロットの作り方を紹介しておりますので宜しければご参照ください。
Excelの自動化

PythonではExcelの自動化も可能です。普段、会社で毎日1~2時間かけて定型作業を行っていないでしょうか?Pythonではそのような作業を自動化することができます。
ExcelにはVBAという、自動化が可能なマクロ機能が搭載されておりますが、Pythonを使うことでVBAにはできない高度な操作が可能です。
VBAにはできないけれどPythonには可能なことの代表例としてWebスクレイピングがあります。
Pythonを用いれば、Webスクレイピングで取得したデータを独自に集計してグラフ化やテーブルとしてExcel上に作成するということも可能です。
具体的にはopenpyxlというライブラリを使用することでExcelをPythonから操作することができます。
メールの自動送信

Pythonではメールの自動送信も可能です。先ほどのExcelの自動化と組み合わせると、Excelを自動で編集してその結果をメールで送信するということもできてしまいます。

「このグラフは営業部門に、このグラフは直属の上司向けに、このデータは経理部門向けにメールで送信しないと」
一度だけならともかく、毎日上のような作業を行うのは大変ですよね?
Pythonを使えばそのような作業は自動化することができます。
下記のコードでPythonからメールの送信が可能です。
# ライブラリのインポート
import smtplib
from email.mime.text import MIMEText
# メール本文
message = '''
メール本文を記入
'''
# MIMEオブジェクトでメールを作成
msg = MIMEText(message, 'plain')
msg['Subject'] = 'メール件名'
msg['To'] = '<送信先メールアドレス>'
msg['From'] = '<送信元メールアドレス>'
# メール送信
server = smtplib.SMTP('smtp.gmail.com', 587)
server.starttls()
server.login('<ログインメールアドレス>', '<パスワード>')
server.send_message(msg)
server.quit()
↓動画で自動化の方法を紹介しておりますので宜しければご覧ください。
株価のシミュレーション

この中では、少々難しいですが株価の分析も可能です。今年、新NISAが始まりましたが投資をすることで本当に儲かるか不安ですよね?
そんな時は過去のデータでシミュレーションしてみることをオススメします。
↓動画でS&P500の運用シミュレーションを行ってみましたので宜しければご覧ください。