本記事ではPythonでスマホアプリを開発する方法を紹介します。また、Pythonを使わずにスマホアプリを開発する方法と比べてどのようなメリット、デメリットがあるかを解説します。
Pythonでスマホアプリを作成する方法
Pythonでスマホアプリを作成するにはKivyというフレームワークを使用します。

Kivyはクロスプラットフォームです。クロスプラットフォームとは一つの開発言語でコーディングを行うことで複数のOSやデバイス上で動作させることができるプログラムのことです。
例えば、Androidアプリを作成するにはJava、Kotlinで、iosアプリを作成するにはSwiftを使用する必要があります。このように異なるデバイス上でアプリを動かしたいときには異なる開発言語でそれぞれアプリを開発する必要があります。
しかし、Kivyを使用すればPythonを使用するだけでAndroidアプリとSwiftアプリを開発することができます。
Python以外でスマホアプリを作成する方法
先ほど紹介したように、Androidアプリを作成するにはJava、Kotlinで、iosアプリを作成するにはSwift、Objective-Cを使用します。

また、AndroidアプリはWindows、Mac OS、LinuxのどのOS上でも開発することができますが、iosアプリを完成させるためにはMac OSが必須です。

開発手法の比較
先程、KivyでPythonによるAndroidアプリ、iosアプリが作成できるといいましたが、Kivyはまだまだマイナーなツールです。趣味でプログラミングを行うのであればKivyを使用しても構いませんが、本格的なアプリを作成するのであればKivyを使わない方が賢明です。
企業における開発でも、Kivyが使われていることは非常にまれです。
また、クロスプラットフォームにはKivy以外にもFlutter、React Native、Xamarinの方がメジャーですのでそちらの使用をお勧めします。


